GPT-5.2が出た、という話はあちこちで見かけていました。
「かなり賢い」 「推論がすごい」 「もう人間いらないんじゃないか」
正直、期待値はかなり上がっていたと思います。
バイブコーディングって、チャットで指示した内容をAIがコードにしてくれるやり方です。だから、AIの理解力や推論力はけっこう重要になってくる。
GPT-5.2は「すごい」と言われてたので、期待してたんですよね。
ただ、がっつり調べたりはせず、ある日ふとしたタイミングで、ノリで触ってみることにしました。
結論から言うと、GPT-5.2は”思っていた感じ”とは少し違いました。
頭はいい。でも、その賢さがそのまま作業のしやすさにつながるかというと、そうでもなかった。
今回は、GPT-5.2を最初の30分くらい触ってみて感じた、その違和感の話を書きます。
まあ、30分くらいしか触ってないんですけどね。
返ってきたものを見た瞬間の違和感
最初の回答を見て、「おっ、ちゃんと考えてくれてるな」とは思いました。
説明は丁寧だし、前提も整理しようとしてくれている。
ただ、読み進めていくうちに、少しずつ違和感が出てきたんですよね。
細かい説明が多い。それ自体は悪くないんですけど、話の軸が少しずつ横にずれていく感覚がありました。
今はまだ「何を作るか」すら曖昧な段階なのに、周辺の話がどんどん増えていく。
気づくと、
- 前提条件の整理
- 想定パターンの列挙
- 注意点や例外の話
そういうものが積み上がっていて、本筋から少し離れたところに立たされている感じがしました。
その割に、肝心のアイデア部分は思っていたよりも雑だった。
整理されているようで、実は話があちこちに散っていて、全体としては少しごちゃっとしている。
正直なところ、「一緒に迷ってるな」という印象を受けました。
もちろん、迷っているのは自分の方でもあります。
でも、こちらが迷っている状態のときに、相手まで同じテンポで迷走し始めると、作業は一気に進みにくくなる。
賢い。説明も多い。でも、今ほしい”雑に前に進む感じ”とは少し違いました。
「賢いけど、今はそれじゃない」と思った理由
GPT-5.2は、間違いなく賢いです。
こちらの曖昧な文章から意図を汲み取ろうとしているのも分かるし、考え方自体も破綻していない。
ただ、その賢さが、今のフェーズには少し合っていなかったんですよね。
自分がやりたかったのは、
- まず動かす
- 雑でも形にする
- 違和感を拾う
という流れ。
でもGPT-5.2は、動かす前に、
- 状況を整理しようとする
- 可能性を広げようとする
- 前提を丁寧に詰めようとする
その結果、こちらの思考も自然とそっちに引っ張られていく。
気づくと、「何を作るか」よりも「どう考えるべきか」を読んでいる時間が増えていました。
これはこれで、ちゃんと考えるフェーズでは助けになると思います。
でも今回は、「考えながら進みたい」というより「進みながら考えたい」だった。
その違いが、思った以上に大きかったです。
もうひとつ感じたのは、GPT-5.2が「相棒」というより、少し距離のある助言者に近いということ。
的確なことは言う。でも、「まあ、とりあえずやってみようぜ」とは言ってくれない。
だから、こちらが雑なまま突っ込もうとすると、その雑さを受け止める前に、きれいに整えようとしてしまう。
結果として、スピードが落ちる。思考が散る。手が止まる。
そんな感覚が残りました。
GPT-5.2が悪いわけではないです。むしろ、ちゃんと優秀だと思います。
ただ、今の自分が欲しかったのは、もう少し雑さに寄り添ってくれる存在だったんですよね。
まとめ
今回は、GPT-5.2を触ってみて感じた「思っていたのと違った」という違和感だけを書きました。
評価を出すつもりもないし、結論を急ぐ気もないです。
ただ、このままの使い方だと、少なくとも自分には噛み合わなかった。
じゃあ、どうするか。
もう少し雑に使ったらどうなるのか。前提を削ったらどうなるのか。あるいは、別のAIなら感触は変わるのか。
次はその辺を、もう少しラフに試してみようと思います。


